A4横目の紙一枚から。
表裏表紙つき24ページ豆サイズ折り本 8ページポップアップしかけ 『ポップア …
『製本大全 裁つ、折る、綴じる。知っておきたい全技術』モーロック,フランツィスカ/ヴァスツェレフスキー,ミリアム/岩瀬 学【監修】/津田 淳子【協力】/井原 恵子【訳】
グラフィック社(2019), 420 p
目次
基本編
印刷物制作の進め方
アートオブジェとしての本
製本技術のあらまし
ソフトカバー表紙
ハードカバー表紙
デザイン上の要素と仕様
付録
紙を裁ち、折り、綴じる「製本」方法を、豊富な図版と写真で、視覚的に理解できる。本をカタチ作る全知識・全技術。
折って綴じるたくさんの学びが楽しい一冊。
百均百貨店での紙素材で手触り・使い勝手がよさそうな紙ものを見つけましたので、備忘録。
Sリア
Cドゥ
Dイソー
Wッツ
まるみず組 2022年製本コンクール テーマ:日本語
本棚に立てて収納するため、出っ張りのない和洋折衷の組み立て式のケース(四方帙ならぬ、三方秩)をつくります。
黄ボールを切り出して、蓋をはめ合わせる穴と凸部を土台に施します。
クリスクロス綴じする予定の背には、糸が外れにくくなるように、糸が当たる場所を少し削っておきます。
傷みやすい前小口だけ布を巻いて。 天地は布装。
ケース表には雨を連想させる落水紙。蓋となる面の内側に、本人的には凸パーツを氷柱っぽく、変形菱形に仕込みます。 収める本の表紙と共布です。
ケース内側の四隅は隠れてしま受けれど、袴折りでフランス装のように。
蓋の内側に合わせる雪模様の揉み和紙の色が薄いので、手染めした和紙を張り重ね奥行のある色味を出します。
収める本の表紙に面する箇所には、起毛紙を貼りました。
後の工程で背をクリスクロス綴じするときの綴じ糸が表紙に擦れにくくなるように、段差を設けています。
表ウラ背のパーツを綴じ合わせて三方の秩に。 天地からの内蓋の凹みに、ケース表紙内側の凸部を重ねて折り畳み、本を収納します。
個人向け手製本ならではの造本を、と本の改装とケース制作にできるだけ多くの国名の付く装丁様式を盛り込みました。 (スイス装とイタリアの交差式は、入れ込めず)