『本の革の話』
『本の革の話』小林栄一郎
小林栄商事(1969), 217 p
本文で羊革より耐久力があると記述されている山羊革を装丁に使用している。タイトルは金箔押しであり、また天金を施されている。巻末には羊革と山羊革の装丁皮革見本が付いている。装丁用の革、特に「皮革の知識」に主点を置き、「皮革の随筆」「皮革の要語」「皮革の歴史」などについて記述されている。
(『神奈川県立図書館の特徴的な装丁の資料』日比野 悠志、https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/uploads/2020/12/kiyou013_05.pdfより引用改変)
革の鞣し方、化学的性質、選別から染色、革の種類、本に使われる革、革の箔押し、手入れと保存、比較の歴史と沿革、比較要語、革装本の実例など。
染革見本付き