Apr2023制作(持ち手付き携帯ノート)
marumizu-gumi culture kits club
まるみず組 2022年製本コンクール テーマ:日本語
改装のため解体した無線綴じ並製本の折丁
折丁の背を和紙で補強して圧着
補修後の折丁
本の改装にあたって、カバーの一部を切り出し、本文の内扉として組み立てた。 こうした別丁扉や、間紙の存在は日本の出版本の特徴のよう。 そこで間紙も足そうと、型押しトレーシングペーパーを組込み。型は、古い和文原稿用紙の版木。
一折ずつ折丁の小口化粧断ち
麻糸で本かがり
耳出しして寒冷紗
天小口を紙ヤスリで研磨し、色をつける。 氷割れ模様に似せて箔入れ。
表紙と同じ布で花布を作る。今回は花布中央に飾り糸。 そして背にクータを接着。
表紙ヒラ芯材の板紙に細工。裏打ち布を貼って凹凸を浮立たせる。リンクステッチとフレンチリンクの刺繍を施した背布によるドイツ装仕立て。
ヒラと背を合わせ、本文をくるむ。
背タイトル無しが簡素で好み。 だけどノートではないのでタイトルをつけることに。 明朝体風、視線が左に動くようにタイトルの軸をずらしてみる。 和紙にガラスペンは、万年筆より相性が良い。
改装本の完成。
marumizu-gumi culture kits club
148 x 105 のスケジュール帳の表紙を手帳にかけるカバーにアレンジ。チリ長め。
moulin roty社?のままごとアイロン:
フランス装とドイツ装の国際派豆本をプレスして完成。
なお、アイロンはページ破れなどを和紙で補修するときに重宝します。#手製本 #製本ままごと pic.twitter.com/G4Qkyyfzxo— ことり百貨店 (@yorozuyaCotori) February 14, 2021