Feb2023制作『春キャベZINE』
製本アイディアを書き入れる一折中綴じノートです。 平和紙業さんの岩はだ(たぶん色は「せいじ …
明治の五年生女子はへらを手作りしていたんですね。図の単位は、分、と思われます。
国立国会図書館デジタルコレクションから、
『尋常小学校女子用手工新教案』一戸清方(積文堂[ほか]、明45.3) https://dl.ndl.go.jp/pid/811917/1/26
そして、使い方の例と思しき和本の表紙掛け。
こちらは、
8pt専用の活字ホルダーとそのための8pt漢数字を仕入れてから十数年、初めて使いました。
想彩工房さん@sousaikoubou が譲ってくださった箔で押してみました。その折は有り難うございました。
手芸道具も入手しづらくなりましたが、ルレットも箔押し道具になります。しっかり押しながら、ゆっくり真っ直ぐ進む。
平凡社ライブラリー『装釘考 (新版)』西野 嘉章
平凡社(2011), 271 p
目次
活字―『學問のすゝめ』(福澤諭吉・小幡篤次郎著)
南京綴じ―『歐洲奇事 花柳春話』(リトン著、丹羽純一郎譯、服部誠一校閲)
和装―『歐洲小説 哲烈禍福譚』(假名垣魯文閲、宮島春松譯)
改題御届―『露國竒聞 花心蝶思録』(露國プシキン原著、服部誠一校閲、高須治助譯述)
背文字―『開卷驚奇 西洋復讐奇譚』(橘邨居士譯述)
稀密画―『伊國ボツカス翁十日物語ノ内 鴛鴦竒觀』(佛國カストル氏譯、日本菊亭靜先生校閲、日本近藤東之助直譯)
合綴―『小説神髓』(文學士坪内雄藏著)
異装―『歐洲新話 谷〓(ま)之鴬』(佛國セルバント氏著、齋藤良恭譯、愛花仙史閲)
新装―『新編 黄昏日記 全』(天香逸史閲、醒々居士編)
小口―『世界進歩 第二十世紀』(佛國アーロビダー氏著、日本服部誠一譯)〔ほか〕
近代日本の装釘には、和・漢・洋3通りの形式・技術・素材が並存し、それらの混淆比に応じて書姿も多様に変化した。「活字」「見返し」「外函」「遊び紙」など造本の各視点から書籍を例示して、「モノ」としての本の歴史を辿っている。
カッターでの直線切りが必須の製本においては欠かせない金属製定規。
個人的にはA5サイズ以下の本をつくることが多いためか、20cm長のものを汎用しています。
一番のお気に入りは、1.5cm幅で20cm長の金属定規。
来年のスケジュール帳を仕立てました。手持ちの布を裏打ちして、表紙に使ってあります。
革製のペンホルダー部分を背側に付けたデザインは初めてでしたが、その使いやすさに驚いています。時間ができたら年号を箔押ししたいと思っているものの。
菱目打ちは3mm間隔のものを使っていますが、より広めの間隔の方が素材も傷めず作りやすそうです。
marumizu-gumi, culture-kits-club
『2時間で気ままにつくる 雑貨屋さんの製本教室』西川順子/齋藤珠美
雷鳥社(2010), 127p
目次
1 はじめるまえに(本の各部の名称;本のつくり ほか)
2 かんたん3作品(招待状;サインノート ほか)
3 いろいろ7作品(布貼りメモ帳;インデックスノート ほか)
4 これからの作品づくりのために(アレンジ作品;お気に入り素材)