書物學 第8巻『国宝称名寺聖教/金沢文庫文書』
書物學 第8巻『国宝称名寺聖教/金沢文庫文書』
勉誠出版(2016), p 68
目次
【特集 国宝称名寺聖教/金沢文庫文書】
国宝称名寺聖教とは何か 永村眞
密教聖教のかたち―装訂・符牒をよむ 高橋悠介
金沢文庫文書―秘められた鎌倉の遺宝 西岡芳文
[文庫をひらく]金沢文庫 西岡芳文
【本を楽しむ】
観嵩月という結節点―血縁と基本資料 井田太郎
コンラート・ゲスナーの書誌学的方法、あるいは西洋書誌学の誕生 雪嶋宏一
「欧文活字」研究の現在 安形麻里
「製本」から本を読む―箔押し装飾について 中村美奈子
【書物学こと始め】
近代初期出版史瞥見②紙型と異本 磯部敦
書物の声を聞く書誌学入門⑧ 佐々木孝浩
書籍文化史料片々[其之八]普通の人々の普通の読書―貸本屋の営業文書片々 鈴木俊幸
江戸時代の古文書の読み方⑧入会と村[その二] 白川部達夫
ベストセラーと雑誌の出版史⑧ 植田康夫
愛書家としての魯迅②魯迅、増田渉と『支那小説史』のひとびと 瀧本弘之
英国愛書家の系譜⑥リーズの名士ラルフ・ソアズビー 髙宮利行
本誌は、一冊の中でも、和に関する縦書き記事は右開き表紙側から、洋の記事は反対側の左開き横書きで始まっていて、構造も面白い。