Oct2021制作(凸凹&窓付き表紙)
148 x 105 x 8 mmの本文ブロックを想定した角背厚表紙 凹部は1mm彫り 凸部 …
『製本術 乾』佐々木正康
東京製本同業組合京橋支部(昭和16)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1140695
※国立国会図書館/図書館送信参加館内公開
目次
第一章 總論
製本術の起源及び沿革/1
製本術の起源/1
パピラスの發明及び卷子態製本/2
羊皮紙の利用/4
册子態/4
折本、打拔綴、胡蝶裝/5
綴本/7
蝋板(デプライカ)/9
製本師ダヂアス/10
ピサンチン時代の裝幀/11
紙及印刷術の發明/11
空押・箔押術の起り/13
小口裝飾/14
鎖付書籍/15
近世紀の製本樣式(十五―十八世紀)/16
革以外の裝幀材の利用/18
クロース表紙/19
書籍背固め樣式の變遷/20
吾が國の製本術の傳來及び發達/23
第二章
製本材料初等篇/24
紙の所量及び取引法/24
板紙噸及び取引法/28
クロース類/31
箔/33
規格統一に就て/1
『製本術』島屋政一
余田製本印刷機械製造出張所(1922)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1869413/22
※国立国会図書館/図書館送信参加館内限定公開
目次
一、製本術の起源
二、製本術の等級
三、作業上の智識
四、印刷紙の折方及び紙折機械
五、貼込み法
五、丁合術
六、紙締め法
七、南京綴製本法
八、本綴り製本法
九、製本用ボール及クロス
一〇、革表紙製本法
一一、帳簿製本法
一二、製本に關する各種の技術
一三、各種箔下藥の製法及箔の扱方
一四、表紙印刷法
一五、製本術雜記
一六、製本用特殊機械器具
一七、罫線機械及罫の引き方
文中、紹介されているイチョウごての図が箔押しのフェールのように思われるため、当時は流用して形が変わっていったのかもしれないなと思いをはせました。
『実用製本技術読本』高橋秀三
製本社(1936)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1862308
※国立国会図書館/図書館送信参加館内公開
目次
第一章 序說
第一節 製本術の起原と發達
第二節 製本上の豫備知識
第三節 書籍各部の呼稱及製本樣式
第四節 書籍製本の順序
第二章 製本工程の槪要
第一節 刷本引取と一部拔き及見本作製
第二節 刷本斷ち割り及折
第三節 揷込みと貼込み
第四節 丁合
第五節 並製本の製本工程
第六節 見返紙
第七節 縢り
第八節 均し
第九節 平締めと締機械
第十節 斷截
第十一節 丸味出し及バツキング
第十二節 背固めと背貼り
第十三節 表紙貼
第十四節 きめ込みに就て
第十五節 糊入れ及壓し
第十六節 見返紙及表紙檢査
第十七節 包裝及凾入
第三章 裝幀製本材料
第一節 クロス
第二節 革
第三節 レザークロス・レザーペーパー及紙クロス
第四節 布地類
第五節 裝幀材料の種類と其の良否の比較
第六節 ボールに就て
第七節 縢り絲に就て
第八節 箔に就て
第九節 見返紙に就て
第十節 ヘドバンに就て
第十一節 膠及糊に就て
第十二節 寒冷紗及背貼紙に就て
第十三節 包裝紙に就て
第十四節 補遺及注意事項
第四章 膠と糊
第一節 膠
第二節 糊
第五章 見返紙と其の作り方
第一節 見返紙
第二節 見返紙のつけ方
第六章 丸味出し(バツケ)とバツキング
第一節 丸味出し(バツケ)
第二節 バツキング
第七章 背固め
第八章 箔押
第一節 箔押に就て
第二節 金版に就て
第三節 箔押方法の種類
第四節 裝幀材料の種類と箔押
第五節 箔下劑の造り方
第六節 銀箔及びアルミ箔に就て
第七節 金箔のおき方
第八節 金箔の加熱度とタメ置き時間
第九節 熱の加減の見方
第十節 箔押土臺の作り方
第十一節 金版の掃除
第十二節 箔の繕ひの注意
第十三節 エナメル箔及色箔の押し方
第十四節 箔押に關する注意一束
第十五節 箔押機械に就て
第九章 インキ押と漆押
第一節 インキ押と製本用インキ
第二節 漆押
第十章 小口金つけ
第十一章 小口染の仕方と染料及顏料
第一節 小口染
第二節 染料
第三節 顏料
第四節 媒染劑・防水劑・色止劑
第十二章 マーブルのつけ方
第一節 マーブルつけの目的
第二節 マーブル舟
第三節 膠水(サイズ)
第四節 牛膽とアルコール
第五節 明礬水
第六節 刷毛
第七節 繪具
第八節 試し方と見方
第九節 マーブルのつけ方
第十節 マーブルの種類
第十一節 マーブルつけ機械
(附錄)
製本13巻7月(第143号)『本邦 製本年表史』高橋秀三
製本社(1939), p 28~34
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1566884/36?tocOpened=1
※国立国会図書館/図書館送信参加館内限定公開
嘉永4年以降、昭和14年までの日本における洋式製本史の年表。
『国立国会図書館月報』639号(2014年6月)
https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8681207_po_geppo1406.pdf?contentNo=1
・p4, 造本・装幀文化の保存と伝承 造本装幀コンクールと原装保存の意義
・p10, 図書資料の原装保存について
「装幀は本の内容と分かちがたく結びついた創作であり、包装紙ではない。出版を成立させている重要な要素で、意匠そのものが文化なのだ。」
書籍修理にも原装は重要な情報。デジタル化の至便性と共存できますように。
『中世の写本ができるまで』デ・ハメル,クリストファー/加藤 磨珠枝【監修】/立石 光子【訳】
白水社(2021)、196 p
商品コード 9784560098455
目次
1 紙と羊皮紙
2 インクと文字
3 彩飾と装丁
中世の彩飾写本の実践的制作工程を、豊富なカラー図版とともに詳説。