『印刷技術基本ポイント 製本編』
『印刷技術基本ポイント 製本編』印刷雑誌編集部 印刷学会出版部(2013), 64 p 目 …
四釜裕子さんの、今月の読む水牛「製本かい摘みましては」。 pic.twitter.com/GxVSAWm0Io
— ことり百貨店 (@yorozuyaCotori) September 7, 2021
紀田順一郎セレクション『製本』上田徳三郎口述・武井武雄図解
大日本印刷株式会社ICC本部 (2000), 103 p
書窓11巻2号「製本之輯」(昭和16年)の復刻版。製本60年の上田徳三郎の口述による解説と、上田の製本の実演を再現する武井武雄の挿絵からなる。巻末に池内紀と紀田順一郎の解説。ブックデザインは平野甲賀。紀田順一郎セレクション、HONCO レアブックス3として刊行されたもの。
大人の本棚『美しい書物』栃折久美子
みすず書房 (2011), 216
ISBN 978-4-622-08096-1
目次
『製本工房から』(1978、冬樹社)、『装丁ノート』(1987、創和出版)を中心に再構成された内容。ずっと手にしておきたい、文章も本文も外観も美しい一冊。
初めはお家にあるものや学校で使った道具から始めてみませんか。ほとんどが百均のお店で揃います。
本格的に製本するときには専門の道具が欲しくなったりしますが、またあらためて。
※主にA6 ~ A5サイズの本やノートを作る場合、
このほか、でんぷん糊や木工用接着剤を使うときには、大事な紙を守るために使うクッキングペーパー(オーブンシート)やチラシをご用意ください。
まるみず組 2021年製本コンクール テーマ:金
文庫本サイズの上製本を解体します。
解体した本文から1ページずつ接着剤を根気よく取り除きます。無線綴じでしたので和紙でつないで折丁の状態に戻し(2枚一折8ページ)、もとの見返しを中扉として再利用しました。もとの表紙も別丁扉として綴じ込みます。
紙袋を見返し紙として糊染めしましたので、効き紙と遊び紙に紙袋の模様が見えています。本文側からはみえないように少し工夫を施してあります。
帯麻を支持体として本かがり。その後、やすりがけした天地小口にパステルで下染めして、フィルム金箔を押しました。あまり上手くつかず。。。
花布は牛革と絹糸です。
表紙はバッファロー革による総革装。空押し模様をいれて、背タイトルをフィルム箔で押しました。活字は築地活字さんより購入したものです。
さらに金具を装飾としてとりつけ、金具の足の盛り上がりが見返し紙に影響しにくくなるようにヒラの内側を埋立てます。
丸背にみえる角背仕立てです。慶応大学所蔵のグーテンベルク42行聖書をイメージして造本しました。当時も高額だったと思いますが、グーテンベルクによる印刷技術の革命により、写本から印刷本の複写形式に取って代わられることで、一冊当たりの本の金銭的価値が大きく変わったと思い、テーマの「金」にあたって、この造本を設計しました。
もとの表紙を別丁扉仕立てにした本扉です。この色に寄せて、見返し紙と函表紙の装飾紙を糊染めしました。
夫婦函を仕立てます。丸背継ぎ表紙の本のかたちにしました。
花布っぽく、小さな革を天地小口の端に装飾として貼り付け、函の背にはタイトルを箔押した革モザイクを施します。
金具の盛り上がりにあわせて函の内側に凹みをつけた緩衝材を敷き、閉まりやすくしました。
(10-Jan-2022 本文と写真追加)
『私の稀覯本 豆本とその周辺』今井田勲 著
丸ノ内出版(1976)、294 p
ISBN : 4806040754
著者の人生と収集された豆本の数々。
チョキの空洞をグルーガンで埋めてから革を巻く。
金泥や箔・和紙の磨きのほか、以前は本の小口磨きに使われていたとか。で、書道用猪牙を真似て作ってみた。#製本道具 ? pic.twitter.com/3uytXozRKC— ことり百貨店 (@yorozuyaCotori) May 21, 2021